SSブログ

RGM-79E『GM』 [ガンダム]

ザクを遙かに凌駕する性能を誇るモビルスーツの開発に成功の目処を立てた連邦軍だったが、これを量産化するに当たってどの部分をスペックダウンするかは非常に大きな問題となった。

まず第一に低コスト化されたのは頭部センサー類だった。
ミノフスキー粒子下、多少出力を上げても得られる恩恵はコストに見合うものではなかった。
このため、まず最初に頭部センサー類が簡略化され、同時に開発者の好みで作られた顔面部も簡素なものとなった。
次に、もっとも量産化の妨げになるであろう装甲材が変更された。
新規合金であるルナチタニウムで構成されたRXシリーズはジオン軍の主兵装である120mm弾に充分な耐弾性を示した。
しかし、その加工の難度の高さ、高コストは量産には全く向かなかった。
また、今後、ジオンもビーム兵器が標準装備化するようになれば、高価な装甲材は無意味なものとなる。
その結果、GMには、既存の複合装甲材を用い、120mm砲弾1〜2発に対してのみ耐弾性を持たす方向へ変更された。
また、脱出コクピットシステムもオミットされた。
RXシリーズでは、脱出すると同時に簡易な戦闘機としての運用までもが可能な脱出コクピットシステムが採用されたが、GMでは完全にオミットされた。
また、主兵装であるビーム火器も超高出力のメガビームライフルに替わり、実体弾火器の100mmマシンガンや低収束メガビーム火器へと変更されその生産性を飛躍的に高めることに成功した。
その一方でジェネレータ、メインスラスター出力は、RXシリーズと同じものを採用し、機動性と航続力に関しては高水準を維持した。また、基本構造を変えずに内部的に無駄を撤廃した機体は、発展性を残す結果にもなった。
暫定的に生産の始まったA型やC型にとってかわり、このE型が生産ラインに乗ったのは4月以降とされているが、生産機数は終戦時までに1500機以上に達し、オデッサで始めて本格的に戦線投入され、以降、ソロモン〜ア・バオア・クーまで連邦軍の攻勢を支えたことはあまりにも有名である。
一部機体はスラスター出力と推進剤搭載量を増加させ艦艇攻撃用のF型として送り出された。
また、指揮官機を区別できるようビームサーベルを2本差しにした機体も少数が送り出された。戦後、ジオンの指揮官用機と同様にS型と呼称されることが多くなったが、正式にはEc型である。

A型 準ガンダム量産型(265機)
B型 開発中止
C型 ガンダム余剰パーツ使用型(56機)
D型 地上戦用特化型(73機)
E型 主力量産型(1200機)
F型 艦艇攻撃用(300機)
S型 指揮官機用(100機弱)
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。