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もしもカエル飼育を始めるのなら? [アマガエル]

最近カエル飼育が人権を得て来たような気がするw
SNSでは女性の飼育者も散見されるし
海外産の珍しいカエルも多く紹介されてペットコーナーにもいますよね?

初めて飼育するなら…長く飼育するなら?
大尉は、圧倒的に日本産カエルを推奨します
日本産カエルを推す理由は…
①日本産なので特別飼育温度にこだわる必要性が低い
②比較的小型種が多く入手もしやすい
ですかね?

①に関しては海外産にはカラフルで美しいカエルが多いのも事実です
ただ、加温が必要だったり特殊な餌を必要とするものもいます
その点、日本産であればケースさえあれば飼育を始められます

プラケースなら1,000円もあれば入手できますよね?
魚のようにフィルターも基本不要
いわゆるぶくぶくも不要です

蓋のできるケースさえあればOKです

②あまりよく知らずに買うと想像以上に大型化するものもいます
よく知らない種類を買うときは…
店員さんにどのくらい大きくなるかをチェックしましょう
大きくなるということは餌もたくさん食べますし…
飼育するスペースも広く大きくする必要性があります

日本産のカエルならそこまで大きくなりません
アマガエルならメスでも5cmまでオスならせいぜい4cmです
ヒキガエルでも20cmまで育つ個体は稀でしょう
ちなみにウシガエルは外来種なので飼育することは法令違反です

餌に関して
基本生き餌、口に入るサイズの生きた昆虫です
最近ではホームセンターで各種サイズのコオロギが入手できます
カエルやトカゲを扱っているホームセンターで入手できます
自宅の庭で採取してもいいですがサイズや安全性の面で難しいですね

ただ、最近では水で練って与える人工飼料もあります
餌付くかどうかはカエルの個体差、飼育環境に依存しますが…
もし、人工飼料に餌付いたら飼育難度・コストはめちゃくちゃ下がります

次に各カエルの飼育難易度について
ニホンアマガエル
最も親しみがあって捕獲しやすく餌付けも容易です
乾燥にも比較的強いです
鳴き声はやや大きく、騒音が困る方はメスを飼育しましょう
鳴くのは4月以降、その後も雨が降る当日など適宜鳴きます
活性が高く、脱走も大好きです

シュレーゲルアオガエル
大尉が個人的に最も好きなカエルです
野外での捕獲はやや難しいです
餌付けは根気よく行えばほぼ可能です
アマガエルほど餌食いに貪欲ではありませんので根気よく!
鳴き声はやや大きく、3月ごろが最も鳴きます
じっとしていることが多くケージ掃除の際にも脱走することは少ないです

ヌマガエル
いわゆる土色の地味なカエルです
腹が白いのがヌマガエルで黒いのは土ガエルです
一般的には土ガエルの方が希少種で見つけにくいようです
餌喰いは貪欲で他種の小型のカエルは食べてしまいます
同程度のサイズでも手足をかじってしまうので単種で飼育になります
人工飼料にもすぐに慣れて目の前に落としただけでも食いつくようになります
地上生なので陸地を広く水場は浅く小さなものが良いです

カジカガエル
入手難度が高く、飼育難度も若干高めです
生体を捕まえるよりはオタマジャクシの時に入手した方が良いかもしれません
7月から8月にかけて川の上流で見つけられるオタマジャクシは…
ほぼ本種です
本種は鳴き声を楽しむ種類でもあるので5〜6匹は捕まえたいです
餌付けはやや難しく生き餌をピンセットで与え…
慣れて来たら切り替えると良いと思います
他の個体と競合させるとうまくいくことが多いようです
7月に入る頃から鳴き始めカエルとは思えないような綺麗な鳴き声で鳴きます
本種は極端に乾燥に弱く脱走後半日ほどで乾燥死します
跳躍力が強いので扉・蓋等の開閉には注意が必要です
水棲が強いので深く大きめの水場を用意した方が良いでしょう
できれば水場は水中ポンプなどで水流を作りたいところです

トノサマガエル
ダルマガエルなど希少種に似ています、また本種も最近は危惧種です
活性は強く、説明した中では大型でメスでは10cm弱になります
跳躍力も大きく大きめの容器、しっかりとした水場が必要です
大尉は、生体になるまで飼育したことがありません
幼体は、容易に餌付けできました
大型になる分、他のカエルは捕食してしまいます
基本単独飼育になると思います

入手ですがここに書いた種はどれでも基本野外採取可能です
ただ、県によって危惧種は異なるので確認しましょう
基本、ニホンアマガエルは全県で行けるはずです

成体を採って来て飼育するのも良いですが…
捕獲する際に与えるストレスは相当なものです
また、全く異なった環境に連れてくることになるのでそれもストレスです
捕獲して来た個体が絶食になる原因の一つです

なので、大尉はオタマジャクシで掬ってくることをお勧めします
カエルになった時からずっと人の飼育環境下にあるわけで…
餌付けや飼育環境に慣れやすく飼育難度はどのカエルも楽になると思います
またオタマジャクシからカエルになるには途方もない難度です
そういった意味でも成体のカエルを環境から連れ去るのは
環境負荷が大きいです

あと巨大なオタマジャクシはほぼウシガエルです
お子さんはでかいもの大好きでしょうが連れ帰りNGです

都会住まいで採取にも行けない方はニホンアマガエルやシュレーゲル
ここでは書きませんでしたがモリアオガエルなどは
ペット店で購入することもできます
ネットで個人販売もありますが乱獲される元になるので…
個人販売を利用するのは推奨しません

飼育する際の注意点としては…
カエルは溺れます
なので、水場を作る際にはできるだけ浅くする必要性があります
深くする際は陸地へ上がれる場所を最低でも2か所は作ってあげます
カジカガエルは比較的水棲が強いですが…
それでも上がり口がないと溺れることがあります
水場の水はすぐに腐敗するので特に夏場は毎日交換がマストです
カジカガエルは乾燥に特に弱いので水を絶対に切らさないでください

さて、つらつらと書いて来ましたが
この時期はまさにオタマジャクシシーズン
もしフィールドで見つけることができたら
少し連れて帰って来てカエルにしてみる
そして飼育にチャレンジしてみてはいかが?
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